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ブラック企業で耐えてしまう人は加害者でもある【体験記】

ブラック企業で耐えてしまう人は加害者でもある

「それは弱さじゃなく、単なる限界だ」
最近の僕の頭の中で出てきた名言です

「自分で名言って言うなよ」とお思いでしょうが、僕にとっては一生使える僕の中の名言です。

 

前回の記事を書いてから、過去の会社(今思えばブラック)でのことを思い出していました

今日は「ブラック企業に辛い思いをして勤める人は過去の自分自身も含めて間違いなく被害者ではあるけど、違う視点で見ると苦しくても耐える見本になってるし、そういう意味では加害者でもあるな」と思ったのでその事と、この名言の意味を僕の過去を絡めて書いていきます

【ブラック企業】自分に対して厳しすぎ問題

自分に厳しい兵士

僕は弱い人間です。正確には弱い部分がある人間です

 

「そんなの誰だってそうでしょ」

そう思う人が多いと思います

 

でも過去の僕は、僕に対してそう思っていませんでしたずっと。
僕は人よりも弱い部分があることを自分に許していませんでした

 

 

むしろすべての部分が人よりも強くあって当然だ。そんな苦行僧のようなことを思っていました。そして「人よりも強くあって当然なので、それは褒められることではない」とも思っていました。

  • 人よりも強い部分はあって当然。そしてそれは褒められることではない。
  • 人よりも弱い部分があることは許されない

この僕の考え方はずっと僕を正し、戒め、導いていました。成長をする以上、正しいと思っていました。実際「自制心がある」と言ってくれる人もいました

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【ブラック企業】ブラック企業との相性は良かった?

苦しむ男

僕は過去に複数のブラック企業にいました。(※ブラック企業の定義は個々人であると思いますが、ここでは僕の感覚でお話します。)

 

「悪い成果を出せば数時間怒鳴られ、いい成果を出せば『調子に乗るな』と罵倒される」

こんな無茶苦茶な状況だったこともあります。でも辞めませんでした

 

なぜなら僕が僕に向けていた上記の考え方にとても似ていたからです。もしかしたらブラック企業にいる中で、強化された考え方だったのかもしれません。

 

非常に後悔しています。すぐ辞めるべきだったと思います。

※こう書くとダメ社員だったと思われがちですが、180人中トップ5に入っていたこともあるんですよ~(知らんがなですね。はいすいません)

【ブラック企業】自分の中に真逆の二つの考えがあった

相反する二つの考え

でも最近、会社を辞めて自分一人で何とか収入を作ろうと試行錯誤する中で「自分とは?」と考え続け、本を読み、人に会い、また考えて

僕という人間は「この考えを自分に対して向ける僕」と、「向けられる僕」の両方で出来ている

ことが分かりました。

そして今までの僕はずっと

「僕に対してこの考えを向ける僕」のみであった

このことに気づきました。

自分の中の自分に厳しい自分

弱い部分があるのは人が人である以上、当たり前です。こんな厳しすぎる考え方を「向けられる僕」は、本当は苦しくて辛くて褒められたかったのに、その自分の本当の声にふたをして目をそらして気づかないふりをする。それをずっとやっていたなと気づきました。

 

でも当時の僕はそうする必要があったんです。修行だと思っていたんだと思います。

【ブラック企業】その考えは言い訳でもあった

苦しみから落涙する男

弱音を吐く、褒められたがる、そんなのは弱い人間がすることだと思っていました。自分に対して厳しくあることが自分を成長させる道でもあるとも思っていました。でもそれは同時に「ブラック企業をやめられない自分を許す言い訳づくり」でもありました。

 

そして会社を辞めて時間が経つにつれて

僕自身がブラック企業がブラックでありつづけることの一助になってしまっていた

この事実に気づきました

 

 

 

堀江貴文さんの言葉にこういうものがあります

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(一文字も間違いないわけではありませんがこんな感じの事でした)

この言葉を聞いたのはまさにブラック勤めの当時でした。「ドキッ」としました。

 

でも当時はそれだけで、日常の忙しさを言い訳という盾にして自分の本音に重たい蓋をして逃げていました。

「堀江さんのような頭のいい人だから、そんなことが言えるんだ」

と半分スネていたと思います。

 

でも今なら本当に分かります。

【ブラック企業】どんな会社も社長と社員で出来ている

社長と社員たち

ブラック企業もホワイト企業も作ったのは社長でも、存続させているのは社員の力でもあります。

ブラックをブラックのままにしているのはたとえ本人の意思にそぐわなかったとしても、社員の力でもあったんです。

【ブラック企業】自分にとって最も悪質なブラック企業は自分だった

疲れ果てて電車で眠るサラリーマン

この

「人よりも強くあって当然で、それは褒められるべきではなく、かつ弱い部分の存在を許さない」

という考え方。こんな考え方はブラック企業そのものであることにも気づきました。

 

僕という人間が会社なら、間違いなくブラック企業でした。社長も僕で、社員も僕です。

  • 頑張って当然
  • いい成果を出して当然
  • 悪い成果を出すなんてとんでもない
  • 褒めてもらいたいと思う事は成長を妨げる

こんな考え方は勤めていたブラック会社と全く同じでした。いや、だからこそすぐに辞めるという選択をせずに続けることができてしまったんでしょう

【ブラック企業】本音はブラックを離れて初めて聞こえてくる

ブラック企業でこき使われる社員

自分の考えに疑問を持たなかったわけではありません。

ですが毎日の会社での時間がその疑問を打ち消してしまっていました。自分でもその疑問を打ち消そうとしていたと思います。

 

退職して会社での時間が消え去ってから、やっと自分の本音が聞こえてきた気がします。

自分の中の自分に厳しくされた自分の本音

「ああ・・・僕は苦しかったんだ。逃げたかったんだ。認められたかったんだ」とやっと当時の思いに気づけました。

【ブラック企業】ブラック企業に入ったら脱出、自殺(病気)、ブラック側になるの三つしかないかも

ボロボロのミイラ男

僕があのままブラック企業に居続けていたら?順調に出世していたら?

いずれできたであろう部下や後輩に、あの厳しすぎる考え方を口にしなかったかというと非常に疑問です。(僕の営業所には新入社員が結局来なかった)

 

僕はいろいろ理由があって脱出しました。でもブラック側になってしまうことも自分が楽になる道の一つだったと思います。いじめられたくないからいじめる側に回るような感じでしょうか?

ブラック企業で苦しむ人は

  1. 会社から脱出する
  2. 自殺または病気になる
  3. ブラック側になる

この三つしかないと思います。

【ブラック企業】ブラック企業を脱出できた経験者は貴重な存在

ブラック企業から命からがら助かった男

上記の三つの中で本当の意味で元気に生きられる可能性がもっとも高いのは

  1. 会社から脱出する

これができた人だけです。

「過去に勤めてた会社がブラックだったんだけど、こんなにひどかったんだぜ!辞めてよかったー」

過去に所属していた会社を悪く言う男

こう言える人はゴロゴロいます。

語り部も役割の一つだと思いますが、それで終わりにするには、もったいない気がするのです。

 

もちろん被害者である部分は間違いなく存在するし、ブラックなやり方は許していい事ではありません。

 

でも被害者と加害者という分かりやすい図式で終わりにしていいんだろうか?とも思うのです。

ブラック企業に入ったことはともかく、すぐに辞めなかったことは少なくとも悪い前例を作ったと思います。間接的とはいえ責任を感じます。

 

もちろんそれ以上にブラック企業への腹立たしさがありますが。完全な被害者になれば楽です。でもそれで解決するんだろうかという感覚も確実にあるのです。

 

これからもあの頃、どうすればよかったのか?

これからの人生で「自分という会社の社長」として「自分という社員」と、「社員を大事に思ってくれている自分の大切な人」の為にそして現在ブラック企業で苦しんでいる人の為にも、どうすれば人がブラック企業に雇われたりするのではなく生きて行けるのかを考え続けたいです。

楽になりたいし、人生を楽しみたいとやっと思えたので。

【ブラック企業】実際に辞めてみて

解放されて光輝く未来

ひどい不眠症で一睡もできない状態が四日続いて、車のブレーキとアクセルを踏み間違えた時、僕は会社を辞めることにしました。事故を起こすには至りませんでしたが、僕はあの時交通事故の加害者にもなる寸前だったんです。

 

本当に辞めてよかったです。給料以上の大事なものを得られたし、失わずに済んだし、気づけたからです。しょせん会社からもらえる給料は僕という人生の一部でしかありませんでした。

 

ただ辞めるという決断をするまでに非常に葛藤がありました。孤独だったことも退社を長引かせた一因だったでしょう。

 

自分が異常レベルにいることに気づけなかったんです。そして何より「辞めてどうするんだ?」という「次の居場所は?」も葛藤の一因でした。そういう意味ではある種の監禁状態と言えたのかもしれません。

生きる上である程度のお金は必要です。ですが一番ではない。

【ブラック企業】ブラック企業に苦しんでいる、または苦しめている側かも?な人へ

1人じゃないはず

仲間との絆

「自分さえ我慢すれば済む」

これは山奥で誰ともかかわることなく、たった一人で生きてて、たとえ死んだ後でも人の手を借りることもなく人生を終われる人だけが使っていい言葉だと思っています。

 

人に一切の負担をかけずに生きている人はいません。あなたに現在、負担がかかっているように。

 

 

アナタが苦しみを我慢しているとき、あなたを思う人はアナタ以上に我慢していると思いましょう。自分の子供がいる人には分かりやすいと思いますが、アナタを一番大事に思う人選手権大会優勝者はアナタではありません。

それは本当に忍耐?

息が出来ず耐える男

僕はブラックの状態を脱した今でも、自分の弱音に目を向けることはまだまだ苦手です。だからこその冒頭の名言です。

 「それは弱さじゃなく、単なる限界だ」

 

現在、ブラック企業に勤めている、またはうちの会社はブラックかも?という人は自分の中の弱音が、たとえ聞こえないふりをしていても存在はしてると思います。それは弱音ではありません。例えるなら限界が近い車の部品から聞こえる、ミシミシという音です。

 

「車からミシミシって変な音するけどまだまだ走るぜ!」

そう言ってる人を「すごいなあ」と思いますか?

「いや、走るのをやめて(会社を辞めて)、修理(病院)行けよ」と思いますよね?

 

異音がする限界の近い部品をいつまでも使い続けても、近づいてくるのは成長でも栄光でもなく「危険」だけです。それは強さじゃないんです。

今の自分を見習ってほしい?

妻と子を守る男の手

そしてアナタの、その度を越えた我慢は、悪い前例を毎日作り続けています。

「あの人は3年耐えたんだから自分も最低3年は我慢しないと・・・」

こう考える人を増やし、間接的にあなたが追い詰めることになるんです。

その対象は数年後、十数年後のあなたの子供かもしれません。アナタが大人になるまでに親から教わったこと以外も吸収したように、誰もが生きてるだけで誰かの見本になるんです。良くも悪くも。

今のあなたの辛さをアナタの子供が経験した方がいいと思うならそのままでもいいと思います。でも本当にそうですか?

【ブラック企業】まとめ

責められて力尽きる女

この記事をここまで読んでくれた方は、ブラック企業に勤めていた、現在も勤めている、または身近な人がそうであるといったところでしょうか?

 

人から見たら間違った選択でも、ブラック企業に勤めている当事者は「やるしかない」「これで正しいんだ」という気持ちでいると思います。昔の僕もそうでした。必要な修行の時間だと思っていました。そこは否定しません。

でも「前だけを見ている状態」は「周りが見えていない」とも言えます。

 

僕が辞めるときはさんざん批判されて「立つ鳥が跡にした人たちに汚され」状態で辞めたので、罪悪感にさいなまれながらの退職でした。罪悪感が消えるまで数カ月かかりました。

ブラック企業を辞めるときは映画や漫画のヒーローのように堂々となんてできるものではありません。足はガクガク、体はびくびくなものです。

 

自分の心の本当の声を聞くことはギブアップをすることではありません。試合は人生が終わる瞬間まで続きます。

人生という名の山の尾根

ブラック企業で非常に辛いと分かってて勤め続けるのは、避ければいいだけのパンチを自分から当たりに行くようなものです。

「避ければいいじゃん」

ただそれだけのことです。

周りの人に笑顔でいてほしいなら自分が笑顔でなくてはいけません。笑顔でいるためには楽しくなくちゃいけません。誰だって苦しい話より楽しい話の方が聞きたいはずです。

 

自分を大事にするために退職、転職することに抵抗があるのであれば、まずは周りの大事な人の為に幸せになれるかもしれない別の道が存在してることを知っておいてください。

 

「他に道がないからここにいるしかない」と思っている人が

「別の道があるし、いつでも辞めてやる」と思えるようになるだけでも、心の負担は全く違います。心の余裕は自分で作ることです。

 

時代はどんどん変わっています。職種もどんどん増えています。

 

ちょっと前まで「役に立たない」とされていたものが「必要な能力」とされる場所も増えています。実行はあなたが決めることですが、知っておくことは損になりません。

ブラック企業が一日も早くなくなりますように。

死ぬこと以外かすり傷



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おまけ

この記事があまりにも評判が良かったのでこんなものを作ってみました

過去の僕のように苦しんでいる、苦しんでいることに気付けない人へのプレゼントにどうでしょうか。この記事へのQRコード付きです

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