今日は昔、ある女性との間にあった会話を記事にしたいと思う
先に言っておくが恋模様でも何でもない。
これはかなり昔、俺が学生時代のころの話である
同級生のある女性がいた。若田(仮名)と呼んでいた。
学業優秀で弁が経ち、自分に自信のある女性だった。テンションも常に高くて若田のいる場はいつも笑いに満ちていた。
俺も若田には好印象を持っていた
だが若田には唯一、誰もが批判的に見るある考えがあった。
若田
「アタシは将来、仕事も家事も何もかもやってくれる男と結婚するんだ!」
これである。
社会を知らない10代の女の子のいう事とは言え、今思い出しても
「はぁ(*´Д`)?」である
これには若田と仲のいい女子友達も
「そんな男いないよ」
という意見で統一されていた。
だが自分に自信のある若田は
「いなくても探すの!絶対にそういう男がいいの!」
と、まるでジミーちゃんに「やってる?」と聞いたら「やってるやってるー!」と返ってくるようにお決まりセリフとして答えていた。
当然のように若田には彼氏は卒業までできなかった
数年後。
同級生数人(男女混合)で食事をする機会があった。若田もいた。
若田
「あ~~あ。な~んで彼氏できないのかな~~」
若田の友達
「あんたの考えじゃ彼氏になりたい男なんて出てこないよ」
若田
「でも絶対に仕事も家事もやってくれる男が良いんだもん!!」
まだ言ってんのかコイツ
俺も俺の友達も「そんな男はいない。考え変えるか、彼氏諦めるかどっちかだ」と言ったが
若田
「彼氏も欲しいし、考えも絶対変えたくないの!!」
マジで言ってんのかコイツ。
昔は「しょせん学生のたわごと」くらいにしか思ってなかったけど、社会人になっても変わらないとは。
困ったことに若田は学力に自信がある。その影響もあってなのか他人の意見に一切耳を傾けないきらいがあったのだ。
俺
「仕事も家事も男がしてくれるならお前はなにすんの?」
若田
「何もしないで家にいるの」
俺
「それ、男にとってお前がいる良さって何なの」
若田
「お前がいるだけでいいよって人を探すの!!」
・・・・・・ぷちっ
俺
「お前な 男にとって仕事も家事もしない女ってのは、女にとっての働かない男と同じだ!働かない男と結婚したいのかお前は!?」
若田
「・・・・・・・・・・・・・」
お?無言になった。弁の経つこいつが、何か言われて無言になったの初めて見た。
その日はそれで解散した。
それから数か月後にまた若田と顔を合わせる機会があった。俺はまた若田の変わらない考えを聞くのがイヤでその事には触れなかった。
すると若田がこう言ってきた
若田
「前にアンタにああ言われて反省したの。料理するようになった。」
マジか
それから十数年後・・・
先日、若田が結婚したそうだ。おめでとう若田。
生まれ変わって男になったら風俗行ってみたいというお前の、誰も得しない夢は旦那には話すなよ。